漆掻き3日目。3日目からは特別な呼称はなく、3辺目、4辺目と言っていく。
前回の上げ山からは4日後(中3日)で、俗に言う四日山。基本的にはこのペースで漆掻きを進めていくことになる。
漆掻きを始める前に、木や土や天気の状態を確認・把握するところから始める。昨日まで暑く、雨も少なかった。葉が垂れたりするなど木も少し元気がなく、状況によってはもう1日空けて(つまり中4日、五日山)木を休ませたりする。
上げ山までの傷跡を見てみると、漆が傷をしっかり覆って(下に垂れているものの方が多いくらい)固まっていて、出や乾きがよさそうで安心する。というか上げ山の漆採った後も、こんなにたくさんの漆が出てるんだ。


携帯用の強力蚊取り線香に火をつけ、カマズリから始める。
基本的には上げ山と同じ感じ。私は少し広くカマズリしてしまっていたから、今日は横に少し広げるくらいの感じで進めた。
鼓掻き(最下部)。5辺目の長さですか‥カマズリが終わってカンナ。採れる漆の量も上げ山(2辺目)からそんなに増えるわけではないから、いたずらに弱らせないよう傷は徐々に伸ばす程度に。5辺目とかから急に出てくるようになるようなので、そこから頑張ればいいとのこと。まだ木のウォーミングアップといったところか。
上げ山で教わったことを思い出しながらまだおそるおそるやる。まずしっかりとカンナを樹皮に噛ませて、面に沿って引く。傷も水平を目指すが、どうも手前側が高くなってしまう。特に下の方の辺。傷の深さは浅くも深すぎることもないようにしたいが、その力の入れ具合も分からず、一気にカンナを引けなくて傷が直線ではなくうねうねになる。でも最後はうまく歯止めをきかせられなくて長くなってしまったり。下の写真をご覧あれ‥‥
そして〝メサシ〟は教科書的には3辺目から入れるようだが、ここではまだ入れないことになった。


傷をつけたら滲み出てきた漆をヘラでタカッポに採っていく。漆の感じは上げ山の時と同じような感じか。傷が長くなったからだろうか、量は少し多くなった気がする。作業が遅いのでまた何回のヘラを入れてしまったが、木を弱めてしまいそうな気がするし、回数を決めた方がいいのだろうか?それに下に垂れてしまった漆を遠藤さんは拾っていた気がするが、どの位掬った方がいいのだろうか?そもそもうまく掬えない‥‥
ゴミがすごく多い気がするが、まだ慣れていないからと言い訳をして次の漆掻きを心待ちにすることにした(26.8g/5本)。
(木村崇)


