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模様

津軽塗のもよう

津軽塗にはたくさんの模様があります。
名前のついている模様から名前のない模様まで、バリエーションは無限です。その秘密は、「研ぎ出し変わり塗」という技法にあります。「研ぎ出す」ことで、「変わり種」の「変化に富んだ」模様が生まれます。
いろいろな模様に共通するのは、はじめに漆の突起(凸)をつくることです。凸が固まったら、上から別の色の漆を塗り重ねます。重ねた漆が固まると、凸は下に隠れてしまいますね。これを砥石やヤスリでゴシゴシ研ぐと、徐々に凸が模様として現れてくるのです。
凸をつくることを津軽塗の職人たちは「シカケ」と呼びます。たとえば猟師は、かかる獲物を見越して罠を仕掛けますよね。同じように津軽塗の職人たちは、研いだあとにどんな模様が出てくるのかを見越して凸を仕掛けているのです。

凸のつけ方

たたく

ころがす

えがく

まく

ひねる

ひっかく

たらす

ハイブリッド

たたく

ころがす

えがく

まく

ひねる

ひっかく

たらす

ハイブリッド